Message (in Japanese) -December 2006

不学です。

フランスから今日は!

また、12月10日がやってきます。大妙のネットワークを始めてから今年で3年目になります。 世界中の虐げられた人達に思いを馳せつつ、世界平和と地球の安全を祈りながら行う「大妙による瞑想」の連携プレイを、今節もまた謹んで世界のシンタイドーイスト達に呼びかけたいと思います。

つい最近、自分自身が長い間考えてきたことがまちがっていなかったことを確認できる出来事が二つありました。

1)トランス・パーソナル心理学のオピニオン・リーダーとして、その道の権威達の尊敬を集めて来たケン・ウイルバーがガンで亡くなった彼の奥さん/トレヤを看取った時の手記「グレース&グリット」(春秋社刊)を読み、ワタシがビル・ピーターソンを看取ったときの手法が見当違いではないことがはっきり確認できました。「アイ アム プラウド オブ マイセルフ !」という心境です。

2)鶴見和子女史著(岩波書店刊)の「日本を開く/柳田、南方、大江の思想的意義」を読み終えて、その中で彼女が、柳田国男、南方熊楠の思想を受け継ぐと彼女が考える大江健三郎氏がノーベル賞を受賞したときの挨拶文のなかで「望ましい日本人像」にふれて,『悪い事をしたら恥を知る、そして償いをするような日本人にまずならなければダメだろう』と説いていたことを知りました。 「天皇制国家として出発した近代日本が、列強に追いつけ,追い越せの掛け声のもとに軍国主義を発展させ、敗戦後は経済での世界制覇をめざしているうちに,物質的には一見豊かになりながらも、インデイーセント(恥知らずな)人間をたくさんつくりだし、おくりだす国に成り下がってしまったこと」を知り、一日本人としてとっても恥ずかしく思っています。 2007年の12月にワレワレが企画している南京プロジェクトが「本当に意義があることなのだ」ということが確認できたのでとってもハッピーです。 古い言葉ですが、『勇気凛々!』
2007年は、春にヨーロッパで一つ、暮れにアジアで一つ、大妙のイヴェントを企画しています。ご協力ください!

4月7~8日 オマハ・ビーチでの大妙:
第二次世界大戦の末期、ナチス・ドイツ軍に反抗する為に英米連合軍が多大な犠牲を払って上陸したノルナンデイのオマハ・ビーチで、「大妙」による世界平和のための祈祷会を企画しています。 実際に上陸作戦があったのは6月ですが、政治的な誤解を避けるため、4月に計画します。 始めての試みなので、小さなムーヴメントしか期待できませんが、ヨーロッパの「大妙の勇姿/有志」達が一堂に会する予定です。
12月10日 南京での大妙
棚橋一晃氏、小田まゆみ女史等が企画する「南京懺悔の旅」に同行して、皆川正と伊東不学の両名が鎮魂のために大妙の演舞をする予定です。70年前に日本帝国の陸海軍の蛮行による犠牲になった隣国の人たちの魂に対して中心からお詫びし、その平安を祈り、彼等による世界平和への協力をお願いします。

棚橋一晃氏: 岐阜県出身、カリフォルニア州バークレー市在住。 書家、翻訳家,詩人、ピース・アクテイヴィスト。日本では、テイク・ナト・ハンの著書の翻訳で有名。
小田まゆみ女史: ハワイ在住。 画家、ビースアクティビスト、サイコセラピスト、ハワイ州コナ市でオルガニック・ファーム経営。